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レーシック当日からの禁止事項は?
手術直後、つまり当日は、特に安静にすることが大事です。
角膜表面に貼り付けたフラップが、まだちゃんと定着していませんので、目を擦るなどしてもしフラップがずれるとその後の見え方に大きな影響が出てしまいますし、治すことが困難です。
それに視力自体が安定してしないときですから、目を酷使しないようにしてください。テレビの見すぎや本の読みすぎ、パソコン画面を長時間凝視するようなことはしてはいけません。
洗顔や洗髪は禁止
それから目の中に異物が入ったりすることも危険なので、洗顔や洗髪が禁止されます。
翌日には洗えるようになるので当日だけの我慢だと思って、当日はお風呂に入るにしても肩から下だけを洗ったり流したりするようにしましょう。
その際にもボディソープや石鹸などが目に入らないように十分に注意が必要ということになります。
当日は、麻酔が切れてくるとしみるような感じの痛みを感じたり、ゴロゴロチクチクというような異物感、違和感を訴える場合があります。外科手術ですから仕方のないことです。
おそらく手術の際に痛み止めの目薬などを処方されるでしょうからそれを使って、安静にしていてください。
お酒を飲んだりしてはいけませんし、車の運転も危険です。
翌日になりましたら、洗顔、洗髪なども気をつけながら行えるようになりますが、激しいスポーツや野外での作業は控えた方が良いでしょう。
海やプールなどに入るのも1ヶ月を過ぎるくらいまではしないようにしてください。
感染症のリスクが高まります。
ドライアイになりやすい
また、どうしてもドライアイになりやすい状況というのも確かです。
角膜を切っているせいで、神経が一部断裂しており、体が通常なら「目が乾いている、涙を出せ」という信号をおくるはずなのですが、それがストップしてしまうわけです。
お腹が空かないので食べたいと思わないというような状況です。目が乾いていることを脳が認識しないので、涙が自然に分泌されないのです。
そのため、保湿のための目薬も処方されるかもしれませんし、希望すれば処方してもらえるはずですから、それで涙の不足分を補うようにしましょう。
手術後、視力が安定してからも、目を酷使すればその分視力は低下していってしまいます。手術の有無と関係なく、普段から目をいたわってあげることを心がけないといけませんよね。
目の疲れに関しては、目を暖めてあげることが有効です。
お湯で濡らして絞ったタオルを当ててしばらく目を閉じじっとすると効果的です。蒸気アイマスクという使い捨ての商品もありますし、コンビニ・ドラッグストアなどで広く取り扱っていますから、そういうものを常備しておくのも良いと思います。
レーシック手術後の入浴、睡眠に関する注意点
レーシックのいいところは、手術をしたその日のうちに退院できるところにあります。基本的には、いつもどおりに生活を送ることができます。しかしいくつか、注意すべきことがあります。
まずは入浴についてです。原則入浴については、手術をした当日は控えるべきでしょう。そこでもしどうしてもという場合には、手術を受ける前にシャワーなどを浴びておくといいでしょう。
ちなみに入浴は、手術の翌日から問題がなければ、再開してもらって構いません。しかしまだ目については、きちんとガードをすることを心がけるようにしましょう。
そして手術後に、手術をしたクリニックの方から点眼薬が処方されるはずです。この点眼薬についてですが、目の感染症を予防する効果があります。こちらを忘れずに入浴後にはさすようにしましょう。医者がいいというまで、使用することも忘れないようにしましょう。
睡眠中も注意が必要です。人は眠っているときも寝返りを打つのが有名ですが、無意識のうちに体を動かすことがあります。その中で目が気になるのか、無意識に目をこする人もいます。無意識で本人は記憶していませんから、ある意味最も厄介と言えます。
そこでクリニックの方から、目の保護をするための眼帯というものが渡されます。こちらを眠るときには装着をしましょう。
無意識に、目をこすったとしても、しっかりと眼帯があなたの目を守ってくれます。期間としては、レーシックの手術をしてから1週間程度は、眠るときには装着をするように心がけましょう。